地福寺(気仙沼)

地福寺(気仙沼)
「めげない にげない くじけない」地福寺のサイトへようこそ

2020年2月24日月曜日

掛け軸「めげない にげない くじけない」


地福寺の控室には、現在写真の掛け軸が飾られています。
片山住職が最近書いたもので、「めげない にげない くじけない」と書かれています。



この動画は片山住職が御朱印を書くときの様子ですが、下書きもなく力強い達磨大師が描かれていきます。

スタッフは「時期によって達磨さまの表情に変化があってとても興味深い」と言っていますが、まさに二つとして同じものはありません。

今日も午前中から御朱印を求めにお客様がいらっしゃっています。

涅槃図を展示しています


現在、地福寺本堂にて、大涅槃図を展示しております。

お釈迦様が涅槃に入られる時の姿を描いたものを涅槃像(涅槃図)と言います。

この絵像には立ち並ぶ沙羅樹の半分が枯れているのですが、お釈迦様の入滅に樹も悲しみ殉じたものだといわれています。また、もう半分の沙羅樹が枯れずに青々としているのは、母、摩耶夫人が兜率天(とそつてん、天上界)から雲に乗って回生の霊薬をもたらされたが、間に合わないので従者に投下させられた時に、樹に引っかかりその霊気を感じて蘇生したためといわれています。

この沙羅双樹の半分枯れ、半分蘇生した姿を「四枯四栄」(しこしえい)と言い、右側の四本は幹・葉とともに黄色または白(鶴林かくりんとも言う)で枯れる姿をあらわし、左側の四本は幹、葉とも緑色で青々とした世紀をあらわしており、また赤色で描かれている場合もありますがこれは栄えるという意味です。
※葬式で白と赤の紙華を供えるのは、この「四枯四栄」をあらわしたものです

また、中央に宝床を設け、お釈迦様が右脇を下にして臥され、それを取り巻く弟子や菩薩、諸天善神から鳥獣昆虫に至るまで、一様に嘆き悲しむ様子が描かれていますが、これは三界一切の生き物をあらわしたもので、仏教が人間だけを救いの対象としていない、ということがよくわかります。

この大涅槃図は、2011年の東日本大震災で大きく汚損しましたが、大変綺麗に修復をしていただいたものです。

2月末日までは展示させていただきますから、地福寺にお越しの際にはぜひよくご覧ください。この時期にしか展示をしないものです。


三陸道「気仙沼港IC」本日開通


本日2月24日15:30、三陸沿岸道路 気仙沼港ICが開通します。

三陸道「気仙沼道路」の気仙沼中央インターチェンジー気仙沼港インターチェンジ(1.7km)間が、24日午後3時30分に開通する。気仙沼魚市場から最寄りのICの完成により、新鮮で高品質な水産品の輸送効率化が図られ、産業振興に役割を果たすことが期待される。気仙沼中央ICは、フルIC化された。(三陸新報より引用)

今朝には、気仙沼中央ICの交通看板がオープンされているのを確認しました。新しい道路が出来るのはワクワクします。


本日の地福寺(2月24日、くもり)


本日の地福寺周辺はくもり、ときおり雪がちらついています。
昨晩は少し強く降ることもありましたが、現在はすっかり落ち着いています。

今日は午前から葬儀の準備で、顔なじみの葬儀屋さんから若い社員さんがいらしていて、片山住職と歓談しています。

笑い声があふれる、そんな和やかな時間が流れています。


地福寺の掲示板には、近日開催されるイベントのポスターが掲示されています。

これはゲストハウス気仙沼アーバンで開催される、「伊勢賢治・加藤素朗コラボレーションLIVE in 気仙沼」です。2/29(土)17時スタート、地福寺のスタッフも出演するということで、応援の意味でも掲示しております。


こちらのポスターは、「復興応援ハンドベルコンサート」です。
毎年、東日本大震災の命日である3月11日に前後していらっしゃっていただいております。

今年は3/8(日)、地福寺では13時半から開催いたします。同日午前10時からは気仙沼海の市でも開催するそうです。ハンドベル・トーンチャイム演奏グループのティンカーベルさんと、日本舞踊の沼崎なな香さんがいらっしゃいます。開演前に、いのちと祈りの集い「命灯会」を開催いたします。


玄関にはいると、地元の衆議院議員、小野寺五典さんのポスターの横に、新しいポスターが掲示されていました。

これは、片山住職と親交のある、福島県の福聚寺さんの奥様、石田智子さんの個展のポスターです。独特で幻想的な、石田智子さんの世界を、ぜひご堪能ください。

郡山市立美術館で、3月1日から4月19日まで展示されるそうです。

詳しくは郡山市立美術館ウェブサイトにてご確認ください。
石田智子さんは、紙撚(こより)を幾層にも重ね合わせて独自の世界を表出する美術作家です。彼女が作り出す幻想的な作品は、国内外で高い評価を得ています。

 お寺に嫁いだ石田は、そこでの膨大な仕事を日々こなすなかで、紙撚による作品制作を始めます。参拝者が持参する想いのこもったお供え物の包装紙がきっかけとなり、制作の時間・素材・場所などすべてが、日常生活の営みと共存するかたちで始まった作業でした。そして紙撚ひとつひとつを織るように組み合わせ、展示空間を含めた大きな作品を生み出したのです。

 石田の作品は、会場の特徴を活かしながら展示方法や演出を変えるため、ひとつとして同じものはありません。本展では、当館の空間をどのように変貌させるのでしょうか。展示室に広がる壮大にして静謐な世界をどうぞお楽しみください。

郡山市立美術館ウェブサイトより引用

2020年2月7日金曜日

再掲:3月8日(日) 復興応援コンサート(海の市/地福寺)


3月8日(日)、復興応援コンサートが開催されます。

出演は、毎年この時期に演奏に訪れていただいている神戸のハンドベル・トーンチャイムグループ、ティンカーベルのみなさんと、日本舞踊パフォーマーの沼崎なな香さんです。

ティンカーベル

ハンドベル・トーンチャイム演奏

ミュージックベルとトーンチャイムの2つの楽器を使い、ティンカーベル独自の音の世界を確立。「癒やしのベル演奏で心通わすコンサート」をテーマに広く活動している。「全国ミュージックベル合奏コンテスト」金賞。

沼崎なな香

日本舞踊パフォーマー

福島市を拠点に活動中。幼少期から日本舞踊を習い始め、ハワイやロンドン、韓国などで公演。小学生の頃に東日本大震災を経験し、支援への感謝の想いを日本の踊りで伝えることを夢としパフォーマーとして活動を続けている。

午前10時からは気仙沼海の市にて入場無料のコンサートを、
午後1時半から地福寺で「いのちと祈りの集い 命灯会」を、午後2時からコンサートを開催いたします。(どちらも入場無料)

下の記事は2年前の復興応援コンサートの様子です。



このイベントのチラシには、各出演者の詳細が書かれています。地福寺でもお配りしておりますので、どうぞご自由にお持ちください。

本日の地福寺(2月7日、快晴)


本日の地福寺周辺は快晴、今朝、少しだけ雪がちらつきましたが、昼前にはご覧のような快晴となりました。

近隣の一関市や内陸方面では雪が多く、路面も凍結していると聞きます。通行の場合はどうぞお気をつけて運転してください。


海側は、今日もユンボが動き、トラックが往来しています。沖合には白波は見えず、穏やかなように見えますが、周辺のすすきや向かいのドライブインさんのノボリは強くはためいています。


地福寺の山門に、掲示板がつけられました。この掲示板は宇山さま(横浜市)よりご寄付いただいたものです。