地福寺(気仙沼)

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2014年1月31日金曜日

3月21日22日 月虹『〜げっこう〜』激動の夏、愛と義に散った男がいた(舞台)



3月21日、22日の日程で、第一回 気仙沼市震災復興支援プロジェクト公演 舞台「月虹『〜げっこう〜』激動の夏、愛と義に散った男がいた」が開催されます。

「月虹 〜げっこう〜」あらすじ

映画黄金時代と言われた昭和の頃。

新進気鋭と謳われた映画監督小島順市は、親友で脚本家の賀月新一郎に新作映画のことで相談をもちかけた。
この夏、どこの映画会社も流行する「東海道四ツ谷怪談」「牡丹灯籠」などの怪談もので話が進められていた。
しかし他社との足並みを揃えることを好まない気性の小島は、何か別のもっとリアリティーにこだわった作品が出来ないものかと考えていた。
相談を受けた賀月は以前より書きたいと考えていた「池田屋騒動」を題材とした歴史的事件を提案する。

1864年6月5日 現在の7月8日 京都祇園宵宮の夜、午後10時・・・。
三条小橋近くにある旅籠池田屋で尊皇攘夷を声高に謳う浪士たちとそれを取り締まる新撰組隊士たちが激突した大事件。
これこそが小島が望む作品になるのでは・・・と賀月は思ったのだ。

この脚本に心を動かされた小島は映画会社、スポンサーなどをすべてその意中に取り込み、みごとクランクインにこぎつける。
作品にリアリティーを追求する小島は殺陣にも細かくこだわり、当時若手人気俳優の海堂裕也が剣道三段の腕前だと聞くとすぐに彼を新撰組局長 近藤勇役に起用した。
それに応えるように鬼気迫る演技をする海堂に対し、更にリアリティーを出すため、小島は海堂に本身(真剣)を持たせるまでにこだわった。

順調に撮影が進むかと思えた矢先、いよいよ明後日7月8日のまさに祇園宵闇の前々日、一人の浪士の登場で現場は大きく動き出す・・・。

幕末の大事件の影で誰にも語り継がれることなく、残された一人の男の魂・・・。その悲哀と真実の心を描くヒューマンミステリー。舞台はその映画の脚本を書いた賀月の回顧からスタートする。

時代を飛び越えたもうひとつの池田屋事件・・・歴史の影に隠された真実とは・・・。


原作者からのメッセージ


1982年の夏、私がまだ自分の目標とする『生き方』を模索している頃、何気なく入った松竹の映画館で上映されていた『蒲田行進曲』を観て、胸躍る思いに気が逸ったのを今もハッキリと覚えています。

あの時から、自分が目指す『生き方』が何なのか真剣に考えるようになりました。

それがいつしか、この仕事に携わる指針へとなって行ったのです。

2011年3月11日。東北地方を襲った未曾有の大地震が、数え切れない程の大切な命を奪いました。

東京でこの悲報を知った私が、被災地の友人や知人に「何かできることが無いか?」と問いかけても混乱している現場で、的確な判断と行動を要求できる人がいませんでした。

今、まさに自分が出来ること・・・。

震災で失ってしまった希望・夢・愛・笑顔などを一人でも多くの人の胸に取り戻す事への手伝いをする。

人生の半分を模索して、ようやく見つけた『生き方』がハッキリした瞬間でもありました。

・・・願えば叶う・・・ 私が持つ座右の銘です。

ご観劇されたより多くの方々にこの作品が持つメッセージをご理解頂ければと心から願っております。

『月虹 〜げっこう〜』原作者 八神静竜

地福寺からも片山秀光和尚が出演を予定しておりますので、是非足をお運びください。

チケットの販売は2月1日からとなっておりますが、十分に枚数を用意しております。追って地福寺のホームページからもご案内させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

舞台「月虹」のチケットに関する気仙沼市内のお問い合わせ先は気仙沼市民会館0226-24-5115(食工房 貞秀)までお願いいたします。

気仙沼舞台公演「月虹」BMステージ(公式)




1 件のコメント:

  1. 子供さんからご年配の方まで、幅広くお楽しみ頂ける舞台となっております。
    テレビで見る主演の名高達男さんのイメージが変わること間違いなしです。
    臨場感溢れる舞台をお楽しみ下さい!

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