地福寺(気仙沼)

地福寺(気仙沼)
「めげない にげない くじけない」地福寺のサイトへようこそ

2020年12月29日火曜日

年末年始のご案内

令和2年 除夜の鐘について

例年大変多くの参拝をいただいております除夜の鐘ですが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、地福寺役員のみで執り行います。これにともない、ご参拝いただく事は出来ません。 また、御朱印に関しても、年末年始は受付を中止とさせていただきます。 何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

地福寺 1月の行事について

  • 1月1日〜3日 修正会
  • 1月4日 年頭回例
  • 1月16日 正月参り
    (つるし雛展示は今回は行われません)
1月16日のお寺参りについては、新型コロナウイルス拡大防止のため、昨年のお盆参りと同様に、本堂でのお参りのみとさせていただき、花園会館での小休止をご遠慮いただくことといたします。何卒、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

2020年10月5日月曜日

本日の地福寺(10月5日、雨)

本日の地福寺周辺は小雨となりました。
すっかり涼しく、過ごしやすい気候となっております。

午後からは晴天となるようです。
秋の絶好の観光日和ですが、いかんせんこのご時世ではマスクが苦しくて、どうにも羽を伸ばして観光するような雰囲気にはなかなかなれそうにありません。
ですが、そこは創意工夫の精神で、楽しみを見つけていきましょう。

今日は、住職は寺務所で事務仕事を、閑栖(かんせい:前住職のこと)は御朱印の対応をしております。

花園会館から旧向洋高校(現伝承館)の方向を見ると、パークゴルフ場でたくさんの方が楽しまれているのが見えました。この時期は汗を流すのにとても良さそうですね。

気仙沼パークゴルフ場のホームページはこちらです
http://kesennuma-pg.or.jp/

2020年9月18日金曜日

「地福寺だより」秋彼岸号が発行されました

地福寺だより 秋彼岸号が発行されました。
閑栖(前住職)の退任挨拶をはじめ、新住職、新総代長のご挨拶などが掲載されています。

今年の彼岸は9月19日から25日までとなります。
9月22日午前10時からは本堂にてお彼岸供養を行います。

自由参拝ですので、感染症対策のうえ
ご参加ください。

また、今年の海の殉難者慰霊法要は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、漁協役員関係者のみでとり行うこととなりましたのでお知らせいたします。

2020年8月28日金曜日

本日の地福寺(8月28日、快晴)

本日も地福寺周辺は快晴、抜けるような夏空が広がっています。 朝晩の暑さは多少おさまってきたとはいえ、境内に居るとジリジリと音が聞こえるようです。

屋外で作業される方は、どうぞお気をつけてお過ごしください。

寺務所では、秋彼岸を前に地福寺だより(地福寺の檀家さま向けに作成している新聞)の打ち合わせがスタートしています。 およそ2週間程度で形になるようです。

2020年8月21日金曜日

本日の地福寺(8月21日、快晴)

※先日の地蔵盆では、迎え火の法要のあと、新住職就任式/現住職退山式をとり行いました。
その際の模様については、追ってお知らせいたします。

本日の地福寺周辺は快晴、おそらく今日も広い範囲でどちらも快晴なのだと思われます。
気温もどんどん上昇し、外は大変暑いですが、日陰が涼しく感じられる、そんな季節になってきたようです。

東北の夏はお盆を過ぎると雰囲気が変わってきます。
岩井崎には蜻蛉がたくさん飛んでいました。

今年は地蔵盆も、みなとまつりもなかったので、なんだかあっという間にお盆が過ぎてしまったような気もします。

岩井崎には、観光客や、地元の海水浴客が少し訪れていて、波音の間に歓声が聞こえてきました。

2020年8月5日水曜日

地福寺 令和2年 お盆の予定について


8月に入り急に暑くなって参りましたが、みなさまご健勝のことと存じます。
地福寺のお盆の行事をご案内させていただきます。

なお、本年は新型コロナウイルス感染症対策として、一般のお客様のご参加・ご参拝はご遠慮ください。ご協力をいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

初盆供養

8月6日木曜日 10:00-

該当の方は塔婆を取りにいらしてください。

お墓の清掃

8月7日金曜日 6:00-

お盆を迎える前にお墓を綺麗にしましょう。対象:檀家さん

地蔵盆(お盆の迎え火)

8月13日 15:00-

今年はおまつりはありません。宮城福島教区第1部の和尚様方で御供養いたします。
一緒に、新住職就任式/現住職退山式をとり行います。

お寺まいり(お盆の送り火)

8月16日

密にならないように配慮いただいた上でお参りください。
なお、例年行っておりました花園会館でのお茶だしは遠慮させていただきます。ご理解のほどお願いいたします。

2020年7月4日土曜日

本日の地福寺(7月4日、雨)


本日の地福寺周辺は雨、雨粒が小さいせいか霧が出ていて視界が悪いです。気温もぐっと下がって、まさに梅雨の天気となりました。

九州では大雨特別警報が発令されており、東京を中心に新型コロナウイルス感染症の患者さんが増えているなど、大変な状況がどんどん発生しておりますが、みなさまのご無事をお祈りしております。


今日は片山住職は朝から御朱印に取り組まれていました。全国のだるまの御朱印を集められている方や、アマビエの御朱印をお求めの方、十一面観音の御朱印をお求めの方など、色々なリクエストに応えて、スラスラと書き進んでいくのはとても見応えがあります。
(実際にはご来山の方の目の前で描くことはありませんので、どうぞこの写真でご容赦ください)


そう思いながら、地福寺のある波路上の海岸の石に片山住職が描いただるまを改めて観察してみました。以前開催しただるまワークショップのときにも思いましたが、本当に一つとして同じ顔のだるまはなく、とても趣深いです。地福寺にお越しの際には、ぜひだるまをよくご覧いただきたいなと思います。


どうぞこの後も、お大事にお過ごしください。

2020年6月24日水曜日

地福寺の役員を改選いたしました


令和2年6月に、
任期満了につき地福寺の役員を改選いたしました。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

本日の地福寺(6月24日、くもり)


本日の地福寺周辺は曇り、どんよりと空一面に雲がかかっていて、風が吹くと半袖では肌寒いくらいの気温です。

寺務所では、副住職のどっさんが事務仕事をしていました。


今日も岩井崎に足を伸ばしてみました。天気がよくないのと、平日の午前中と言うこともあり、ほとんど駐車場はカラの状態です。松林では補修工事でしょうか、作業をしていました。


龍の松の背後には、建設中の防潮堤が見渡せます。遠くから見るとこうですが、寺務所から見えたはずの水平線はすっかり見えなくなってしまいました。

岩井崎の園地に入るときに、震災前の路面の高さから防潮堤を超えるのですが、その高さのギャップがよくわかります。


海上では、漁船がすれ違っていました。何か挨拶でもかわすのでしょうか。


2020年6月17日水曜日

秋元順子さんの新譜「帰れない夜のバラード」と「Bar Junko」


歌手の秋元順子さんといえば、片山住職とは親交が深く、ずっと当地に思いを寄せてくださっています。2013年には本堂で開催した「第一回 海べの森コンサート」にもご出演していただいた(既報)のも記憶に新しいです。

この6月10日、新曲を発売されたとのお手紙を頂戴しました。コロナ禍の逆境の中、キャンペーン活動なども非常に難しいと思います。地福寺でも応援したく、ご紹介をさせていただいております。

また、期間限定でyoutubeに「Bar Junko」をオープンしたとのこと、早速片山住職がスマートフォン片手に観ていました。「帰れない夜のバラード」という曲名にとてもマッチした、素敵な企画です。ぜひご覧になってみてください。

Youtubeリンクはこちらです。
「帰れない夜のバラード」リリース記念 Bar Junkoへようこそ!

疫病退散!アマビエの御朱印


片山住職の御朱印のバリエーションに、新しい絵柄が加わりました(きっと期間限定なのかなと思われますが)。

「アマビエ」(wikipediaより引用)
アマビエ(歴史的仮名遣:アマビヱ)は日本に伝わる妖怪。海中から光をかがやかせるなどの現象を起こし、豊作・疫病などに関する予言をしたとされる。

リハーサルの下書きをいくつか見せていただいたのですが、色々なバージョンを試して、現在のこの可愛らしいアマビエにたどり着いたそうです。

疫病退散!
地福寺の御朱印についてはこちらのページをご確認ください

本日の地福寺(6月17日、快晴)


地福寺周辺は快晴、きっと太平洋の全域が快晴なのではないかと思えるほど、水平線までずっと雲ひとつない青空が広がっています。

今日は風が少し出ている(お寺の周りはわりと年中風が吹きます)ので、日差しのわりに涼しく感じます。ましてお寺の中はエアコンに頼らずとも多少涼しいです。


本堂には、片山住職と、副住職のどっさんの張りのある声が響いています。午前中は法事があり、おつとめしています。


さて、あまりにも天気がいいので、今日も岩井崎に立ち寄ってみました。何か空に、と思ったら日の出凧を飛ばしている方がいました。今日は風が吹いていますから、凧も気持ちよさそうに空を泳いでいます。


隣では秀ノ山雷五郎が、今日も凛々しい姿を見せていました。

夕立が来るたび、いつの間にか夏がもうすぐそこまで来ていることを実感します。新型コロナウイルスももちろんですが、熱中症にも気をつけて、どうぞお大事にお過ごしください。


2020年6月3日水曜日

コロナ禍に めげない にげない くじけない


今日の地福寺は、少し賑やかです。
よもやま話に盛り上がると、片山住職はいたずら顔で筆をとりました。

「コロナ禍に めげない にげない くじけない」

元気にお過ごしください。

本日の地福寺(6月3日、快晴)


本日の地福寺周辺は快晴、とても清々しい天気です。
先週の記事も快晴でしたが、今日もなかなかのものです。

周辺の気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館、岩井崎の駐車場ともども規制が解除され、どちらも立ち入れるようになっています。どちらもおいでの際には新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、用心してご利用ください。

地福寺では御朱印をお求めの方が少しずついらっしゃっています。こちらも少しずつ、状況を見ながら再開していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。お越しの際には、できるだけ事前にご連絡をいただいた方が助かります。詳しくは御朱印のページをご確認ください。

今日は久々に、岩井崎から海を眺めに、寄り道をしてみました。


いくら地福寺が海のそばとはいえ、やはり岩井崎で感じられる海の匂いはとても濃く、何か感じるものがあります。



岩井崎はとても広く、他の来場者の方とも距離の余裕を持って観ることができる景勝地だと思います。

たまには肩の力を抜いて、海を眺めるのもいいですね。


潮吹岩も、今日は調子が良さそうでした。つくづく不思議な岩です。中の構造(空洞)がどうなっているのだろうか、と考えるのは蛇足でしょうか。

2020年5月29日金曜日

本日の地福寺(5月29日、快晴)


本日の地福寺周辺は快晴、抜けるような青空で、風も暖かく吹き抜けていきます。
境内はとても過ごしやすいですが、いつの間にかこんな季節になったのでしょう。

来週からは梅雨入りするのでしょうか、この過ごしやすい時期もあっという間にすぎていくのでしょう。

本当に今年は、季節を感じるのが難しいですね。


境内の葉の色はもうすっかり初夏の色、青空とあいまってとても気持ち良いです。
近くの海に寄ってみたのですが、遠くまでとても透き通って綺麗でした。


絶好の行楽日和ですが、この陽気を自宅で楽しむ、というのもなかなか贅沢で、悪くないかもしれません。

地福寺は相変わらず疫病対策の、警戒態勢でおります。
どうぞお大事にお過ごしください。

2020年5月15日金曜日

本日の地福寺(5月15日、くもり)


本日の地福寺はくもり、と言っても空は大変明るく、雲が薄いのでしょう、隅々まで柔らかい陽が届くような、そんな日になりました。

日中の気温はそれなりに上がるのですが、朝晩はそこそこ肌寒いような、そんな日になっています。まだまだ、毛布が手放せそうにありません。


今日は、片山住職は寺務所で事務仕事に手をつけておりました。地福寺でも新型コロナウイルス感染症の警戒を行っております。ご不便をおかけしますがどうぞご理解ください。

また、地福寺の近くにあります、東日本大震災遺構・伝承館と、三陸復興国立公園 岩井崎についても、現在は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため閉鎖されているようです(2020年5月15日現在)。

当地へご旅行の方はご注意ください。


花園会館から太平洋に目を向けると、もうほとんど防潮堤ができてきていて、水平線を見渡すことはできなくなってしまいました。

以前だと天気の良い日は海の向こう、ハワイやサンフランシスコまで見渡せたのに、少し残念です。

みなさま、どうぞご安全にお過ごしください。


2020年4月30日木曜日

新型コロナウイルス感染症対策の取り組み


気仙沼の地福寺でございます。
大型連休が始まりましたが、健やかにお過ごしでしょうか。

現在、地福寺では新型コロナウイルス感染症対策として、御朱印の受付を中止しております。お寺で開催するイベント等に関しても自粛しておりますので、ご注意ください。

また、健やかにみなさまにお会いできる日を楽しみにしております。

気仙沼周辺の関連情報については、「気仙沼さ来てけらいん」(外部サイト)をご活用ください。



2020年3月25日水曜日

地福寺庫裏落慶報告・大般若祈祷会をおこないました


今日の地福寺周辺は青空が広がり、とても清々しい春の一日になりました。
本堂では10時より地福寺庫裏落慶報告・大般若祈祷会が行われ、関係者の参列のもと粛々ととりおこないました。

なお、今年は新型コロナウイルス感染症の蔓延防止のため、関係者のみで開催させていただきましたことをご報告させていただきます。

2020年3月23日月曜日

3月25日 庫裏落慶報告・大般若(関係者向け)


3月25日、地福寺で庫裏落慶報告・大般若祈祷会を行います。

今回は新型コロナウイルス感染症の影響により、関係者のみでの開催とさせていただきますのでご理解ください。

大般若祈祷会とは、主に国の繁栄や除災招福を祈願し、大般若経六百巻を一巻ずつバラバラと翻して読む(転読:下動画、東山副住職にご出演いただきました)祈祷をする法会です。

悩んだら 迷ったら 心に元気がなくなったら そうだ! お寺にいこう!


悩んだら
迷ったら
心に元気が
なくなったら
そうだ!
お寺にいこう!

先週末の3連休は春のお彼岸ということもあり、地福寺にはお墓参りにたくさんの方がいらっしゃいました。

新型コロナウイルス感染症の懸念があり、なかなか思うようにお出かけができず、どうしても心に元気がなくなってしまうこともあるかと思います。

そんなときには、お墓まいりに出かけるのもいいかもしれません。春のうららかな陽気を感じながらお出かけするのは、やっぱり楽しいですよね。

お寺ではこの3月、4月は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、予定していたイベントなどはキャンセルとなってしまいましたが、お寺そのものはいつもどおり空いております。


本日の地福寺(3月23日、晴れ時々くもり)


今日の地福寺周辺は晴れ時々くもり、ご覧の写真を撮影した時点では晴れ間が覗いていたのですが、あっという間に雲が覆ってしまいました。

東京は桜が咲いて春まっさかりの陽気とテレビでは話していましたが、こちらはまだ気温が低く、寺務所や本堂ではファンヒーターとストーブが大活躍しています。

今日は副住職のどっさんは外出中、お寺の法事は住職さんが担当します。寺務所では住職さんがおっしと気合いを入れておりました。


花園会館から見える太平洋(防潮堤ができていくにつれ段々と水平線が見えづらくなってきました)は今日はとても静かで、白波が立っている様子はありません。・・・と思ってあたりを見れば、芒がそよそよと、今日はおとなしくしています。

2020年3月11日水曜日

東日本大震災 慰霊法要をおこないました(貴道副住職)



2020年3月11日14時から、地福寺のある杉の下地区で東日本大震災の慰霊法要がおこなわれ、貴道副住職が読経をいたしました。

会場には100人以上の参列者が訪れ、色々な報道機関の方々も撮影にいらっしゃっていました。

東日本大震災のこと、どうぞ忘れないでください。

東日本大震災 物故者法要をおこないました



2011年に発生した東日本大震災から、9回目の3月11日を迎えました。

同日発生した大津波で大きな被害を受けた地福寺に、当初から多大な尽力をしていただいている、横浜の福聚寺の住職さま、埼玉の東明寺の住職さまが駆けつけてくださり、また全国からたくさんの御供物をお送りいただき、檀家のみなさま、一般参列のみなさまと、とても心強く法要をおこないました。

ご法要の後も、檀家のみなさまが地福寺にいらっしゃり、大震災当時の思い出話や、色々なことをお話ししています。

忘れないことが大切だ、と再確認する一日になりそうです。

新しい御朱印帳のご準備ができました


地福寺の新しい御朱印帳のご準備ができました。

片山住職の描いた、「めげない、にげない、くじけない」お地蔵様が彫られています。

ご参拝の折にご覧ください。

2020年3月5日木曜日

【新型コロナウイルス】地福寺で開催されるイベントについて

日頃より地福寺にご理解・ご協力を頂きまして誠に有難うございます。

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行を受けて、地福寺では以下のイベントの開催を、関係者との協議の上、中止とする判断をいたしました。(敬称略)

3月8日(日)復興応援コンサート→中止いたします
出演:ティンカーベル(ハンドベル・トーンチャイム)、沼崎なな香(日本舞踊パフォーマー)

3月21日(日)京都市少年合唱団コンサート→中止いたします
出演:京都市少年合唱団

その他、ご案内すべき内容がありましたらご覧のホームページにてご連絡させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

2020年2月24日月曜日

掛け軸「めげない にげない くじけない」


地福寺の控室には、現在写真の掛け軸が飾られています。
片山住職が最近書いたもので、「めげない にげない くじけない」と書かれています。



この動画は片山住職が御朱印を書くときの様子ですが、下書きもなく力強い達磨大師が描かれていきます。

スタッフは「時期によって達磨さまの表情に変化があってとても興味深い」と言っていますが、まさに二つとして同じものはありません。

今日も午前中から御朱印を求めにお客様がいらっしゃっています。

涅槃図を展示しています


現在、地福寺本堂にて、大涅槃図を展示しております。

お釈迦様が涅槃に入られる時の姿を描いたものを涅槃像(涅槃図)と言います。

この絵像には立ち並ぶ沙羅樹の半分が枯れているのですが、お釈迦様の入滅に樹も悲しみ殉じたものだといわれています。また、もう半分の沙羅樹が枯れずに青々としているのは、母、摩耶夫人が兜率天(とそつてん、天上界)から雲に乗って回生の霊薬をもたらされたが、間に合わないので従者に投下させられた時に、樹に引っかかりその霊気を感じて蘇生したためといわれています。

この沙羅双樹の半分枯れ、半分蘇生した姿を「四枯四栄」(しこしえい)と言い、右側の四本は幹・葉とともに黄色または白(鶴林かくりんとも言う)で枯れる姿をあらわし、左側の四本は幹、葉とも緑色で青々とした世紀をあらわしており、また赤色で描かれている場合もありますがこれは栄えるという意味です。
※葬式で白と赤の紙華を供えるのは、この「四枯四栄」をあらわしたものです

また、中央に宝床を設け、お釈迦様が右脇を下にして臥され、それを取り巻く弟子や菩薩、諸天善神から鳥獣昆虫に至るまで、一様に嘆き悲しむ様子が描かれていますが、これは三界一切の生き物をあらわしたもので、仏教が人間だけを救いの対象としていない、ということがよくわかります。

この大涅槃図は、2011年の東日本大震災で大きく汚損しましたが、大変綺麗に修復をしていただいたものです。

2月末日までは展示させていただきますから、地福寺にお越しの際にはぜひよくご覧ください。この時期にしか展示をしないものです。