皆様、お彼岸でございます。
明日が彼岸の明けでございますが、どうぞ祈りの広場でお手を合わせて頂きまして、皆様方のやさしいお気持ちを手向けて頂ければ、亡き方々が喜んでくださると思います。
明日は彼岸の明けでございます。
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4月5日 K-Port にて 森村献スペシャル with 近藤和彦(SAX)が開催されます |
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海辺の森をつくろう会の活動を応援しています |
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コラム「立ち上がれ気仙沼!」3/14三陸新報より |
大震災からこの3月11日で3年が経過しました。
年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず(劉希夷)と古人は詠嘆しましたが、移ろい変化してやまない無常の理をあらためて感じます。
濃密な時間の経過と、いろんな方々との邂逅が生まれたのは私だけではないでしょう。
震災の風化がささやかれる中に変わらぬ絆を保ち、いまだ心寄せる方々が居ることを私たちは忘れてはならないと思うのです。
「月虹」(げっこう)と題した劇作家 八神静竜書き下ろしの舞台公演が3月21日に2回、22日の千秋楽と、気仙沼市民会館において開催されます。今回は有料の公演ですが、大掛かりな公演に手弁当で一肌脱いで出演してくださる方々、それを支援する企業、団体は「立ち上がれ気仙沼!」と、熱い応援を私たちにしてくださるのです。
気仙沼市が誇る舞踊家、花柳寿々菊社中による日舞で幕を開け、舞台音楽担当はバイソン片山が率いる21名のフルバンド。ベテラン俳優名高達男、歌手で女優の庄野真代の俳優方が、映画監督高瀬将嗣渾身の演出で、気仙沼市民会館ステージに新撰組池田屋襲撃の池田屋がそっくりに組まれ、クライマックスに繰り広げられる7分27秒の大殺陣は必見ものだそうです。
千秋楽には特別出演のさとう宗幸と秋元順子、真梨邑ケイ、水越けいこ、吉野りこ、等々が出演し、気仙沼出身、生島ヒロシの総合司会で繰り広げられる舞台とコンサートのコラボレーションは、いまだかつてなかったことだそうです。
三年目の供養を仏教では大祥忌といい、新しい兆しという意味です。私たちは新しい一歩を進めていかねばなりません。移ろいゆく無常の中に生かされている私たち、無常だからこそ変化し、進歩していけるのです。
「今日彼岸 菩提(ぼだい)の種を 蒔く日かな」
時あたかも春彼岸、菩提の種とは人のために尽くす心の種まきです。誰もが頂いている心の種を「月虹」のキャストは舞台から私たちに蒔くのです。
それは移ろいゆく中にあって変わらぬ幸せの花なのです。
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「気仙沼を応援したい人は駆け付けてほしい」と八神さん |
東日本大震災で被災した気仙沼市を支援する演劇「月虹」の公演が21、22日、気仙沼市市民会館で上演される。東京の芸能事務所「オフィスブルームーン」と気仙沼市の主催。上演後には地域ゆかりのアーティストらが参加するコンサートを行い、収益を子供たちのために寄付する。
「月虹」はオフィスブルームーンを運営する劇作家八神静竜さんの描きおろし作品。幕末の京都で起きた池田屋事件を扱った時代劇映画の撮影中、尊皇攘夷を唱える本物の志士たちが時代を超えて紛れ込み、騒動になる。
演出は映画監督の高瀬将嗣さん。俳優の名高達男さん、歌手の庄野真代さんが主演し、樋渡宏嗣さん、渡部ギュウさんら在仙俳優も出演する。
公演のきっかけは、気仙沼市出身でブルームーン所属のジャズドラマー、バイソン片山さんからの相談だった。八神さんは「震災から3年が過ぎ、そろそろ自分たちの力で立ち上がらなければいけない。『再起』に協力してほしいと言われた」と話す。
震災を題材にした劇も考えたが、「津波などを思い起こさせる内容ではなく、笑って泣ける劇にした」と八神さん。「子供たちが安心して暮らせる平和な街を築いていかなければいけないとのメッセージを込めた」という。
クライマックスは7分以上続くチャンバラシーン。歌手の宇崎竜童さんが作曲した曲に合わせ、新撰組と志士たちが迫力ある殺陣を展開する。八神さんは「観て損をしない痛快活劇。気仙沼を応援したい人は駆け付けてほしい」と訴える。
上演は21日午後1時と6時、22日午後1時。劇の後、21日昼の回は気仙沼市の舞踊家らによる日舞など、21日夜と22日はバイソン片山さん、みなと気仙沼大使の歌手水越けいこさんらの出演するコンサートがある。22日は気仙沼市出身のフリーアナウンサー生島ヒロシさん、仙台市のシンガー・ソングライターさとう宗幸さんらも参加する。
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気仙沼市民会館では舞台「月虹」の準備が進められています。 |
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祈りの集い、皆で延命十句観音経を唱和しました |
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地福寺の石庭にはNPO法人国際ボランティア学生協会(IVUSA)の130人の方々によるメモリアルキャンドルが灯されました。 |
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第二部は白崎映美さんコンサートが開催されました。まさに東北の権化、と呼ぶにふさわしい独特の衣装と迫力あるパフォーマンスで観客を興奮の渦に巻き込みました。 |
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白崎映美さんコンサートより。皆で歌ったり、舞台に観客を上げて一緒に歌ったり、クライマックスに向けて汗ばむほどに盛り上がりました。 |
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コンサートを終え、皆打ち解けた表情でスタッフ一同記念撮影をいたしました。 |
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4月5日 森村献スペシャル with 近藤和彦(SAX) |
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3月15日 14:00〜 東日本大震災から3年『生きていく』 |
■「福島から伝えたい」歌の力
福島第一原発から28キロ地点。福島県南相馬市の中心部近くにある「南相馬市立石神第一小学校」。そこに、震災後も南相馬に残り続けた家族と子供達がいた。取材を始めたのは、震災後の2011年6月。避難していく友だちも後を絶たず、繰り返す涙の別れ。
そんな中生まれた、1つの歌がある。「福島から伝えたい」。5年生の女子生徒達が書いた「友だちなくした」「帰りたい」などの言葉を、担任の教師が歌詞にまとめ、音楽の得意な先生が曲をつけた。「福島を守りたい」というメッセージがこめられた歌は、大きな感動を呼んだ。
しかし、なかなか下がらない線量、線量計の累積のデータをどう理解すれば良いのか、保護者たちの苦悩は深まる一方だった。それでも大人たちは除染を続け、給食の放射線量を毎回測定し、運動会も屋内で行うなど放射能とむきあってきた。とまどいながら暮らし続ける中で、環境省からは、甲状腺の異常が福島で多くはなっていない、という検証データが発表されるなどようやく少し安心する情報も入るようになってきた。
そして3月22日に行われる、卒業式。「福島から伝えたい」をつくった子供たちが卒業していく。一人一人が保護者への思いを読み上げる、涙の卒業式。みんなで歌う最後の「福島から伝えたい」。
密着2年。懸命に生きてきた、福島の子供たちの思いを伝える。
■泣き虫和尚「逃げない・めげない・くじけない」気仙沼に、地福寺に、住職に密着取材してきた撮影チームにより制作された番組が放送されます。是非御覧ください。
宮城・気仙沼市の地福寺。高台の寺が中心だった地域で、寺以外の全てが流された。
片山秀光和尚は、被災者を寺で養いながら、倒れた墓石をかき分け、泣きながら散り散りになった遺骨を集めた。本当に少なくなってしまった檀家の人々を、型破りな講話で慰め続けた。
そして3年、ふるさとは寺の力でよみがえる。
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東日本大震災メモリアルナイト |
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「祈りの延命十句観音経」 |
”鳥は生きねばならぬ
人は生きねばならぬ”
3・11東日本大震災を機縁に横田様は東日本大震災をきっかけにご縁を頂き、度々地福寺にもお越し頂いております。著書「祈りの延命十句観音経」の中にも、東日本震災当時の地福寺周辺の状況が克明に記されています。
深く静かに「祈り」の輪が広がる……
「めげずに生きるぞ」と宣言する
祈り=いのちの力
1964年11月、和歌山県新宮市生まれ。1987年筑波大学卒。1991年から円覚寺僧堂で修行、足立前管長に師事した。1999年円覚寺僧堂師家(修行僧を指導する力量を具えた禅匠)に就任。2010年4月1日、鎌倉の 臨済宗円覚寺派管長に就任した。「祈りの延命十句観音経」はAmazonで購入できます。→Amazon「祈りの延命十句観音経」のページを開く