2015年12月11日、地福寺本堂の追悼の間 位牌開眼供養をおこないました。雨が降りしきり足下が悪いなか、ご遺族の方々、役員、そして関係者の皆様に足を運んでいただきました。本当にありがとうございます。
開眼供養での片山住職のあいさつ、また総代長のあいさつ(要約)を以下に記します。
片山住職のあいさつ(要約)
私もずっとこの慰霊の場を気にかけていたのですが、ようやくこうしてととのえることが出来ました。これは、ずっと当地を支援していただいた皆様からも応援を頂いて完成したものです。(行方不明などにより)まだ揃っていない方々もいらっしゃいますが、お写真に合掌していただければと思います。
この慰霊の場は、正直言って、大変つらい場所でございます。
今朝も思い出話をして涙していたのですが、東日本大震災から5年になろうとしていますが、ご遺族の方々にとっては月日が経ってしまったとしても昨日のことのように思い出すことと思います。
ここに写真を掲げたことによって、いつでもお会いできますから、地福寺にお立ち寄りの際はここで会話をしてください。
姿、声はこの世から消えてしまっても、本当に生き続ける命があるんだな、と強く思います。その見えない命は大いなる命となって、私達を見守ってくださいます。
いつでもここに来て、亡き方々にお会いになってください。今日の開眼供養にも、きっと耳を傾けてくださっていると思います。
まだまだ、この波路上地区(気仙沼市では人的被害が一番大きかった)では行方不明者が50名近くおります。そうした方々にも、ここで拝んでください。そして、私たちが頑張っていること、また故郷の復興に努力している姿を見せてあげてください。
今日は本当に、ありがとうございました。
総代長のあいさつ(要約)
本日は雨のなか、ご遺族はじめ役員、関係者の皆様にお集まり頂き、ありがとうございます。思えば、東日本大震災の時点ではまだ犠牲者はありませんでした。しかし、そのすぐ30分後にはあの大津波で沢山の方が亡くなり、また行方がわからなくなりました。
亡くなった方々、行方がわからない方々に対してはこの場所で合掌し、お線香をあげることでご供養をして頂ければと思います。
また、我々のことは天国のみなさんもご覧になっていると思いますので、精一杯前向きに過ごしていきたいと思います。皆様の今後のご健勝をお祈りいたします。
本日はありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿