8月14日(木)〜17日(日)、地福寺にて「ヒロシマ/波路上 苦難を味わった地蔵 清水顕 写真展」を開催いたします。展示会の詳細については地福寺(0226-27-2163)までお問い合わせ下さい。
「ヒロシマ/波路上 苦難を味わった地蔵 清水顕 写真展」
1945年8月6日午前8時15分、アメリカのB29爆撃機により投下された一発の原子爆弾で、広島は一瞬にして灰燼と化しました。数千度の熱線で灼かれ、75年は草木も生えぬと言われましたが、あれから69年、広島は立派に蘇っています。一家全滅で無縁となったお墓や散乱した墓石はきれいに整えられ、今も誰かが花を手向け、また誰かが香をともしている風景があります。人々は砕け散った地蔵を寄せ集めて修復し、守り続けて来ました。
しかし、守っていたついもりの被爆地蔵ですが、実はこの物言わぬ証言者達に、私たちはじっと見守られていたのではないかと思います。
また、2011年3月11日午後2時46分、三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震と大津波により、根こそぎ破壊され多くの尊い命が失われました。この地の地蔵尊も誠に痛ましい姿に変わり果てています。
苦しみや悲しみを全て受けとめて、町のそこかしこに黙って佇んでいるお地蔵さん。この、共に苦難を味わったお地蔵さんの導きで、ここにご縁を深めたいと思います。
合掌
撮影・制作 清水 顕
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