大分県臼杵市のうすき雛の会(代表:石崎しおり様)より、可愛らしい「うすき雛」を頂戴いたしました。この可愛らしい雛人形達は、2011年の東日本大震災で出来たご縁をきっかけに、毎年送っていただいているものです。
頂戴したお手紙より抜粋してご紹介いたします。
今年も雛祭りの季節がまいりました。2月5日から3月22日まで私達がつくったお雛様が臼杵市内の各地に飾られます。
(略)
皆様方の現状は想像以上に厳しいような気がします。
台風が来れば、雪が降れば、大丈夫かしら?・・・テレビで気仙沼という声が聞こえると見入ってしまいます。
私たちは「これ」ということは何も出来ませんが雛を通して皆様と心を通い合わせることができれば嬉しいです。
今年も私達の思いを雛に託して、少しですが送らせていただきます。
ありがとうございます。早速、住職自ら地福寺の花園会館にひな壇をつくり、ご覧のように飾らせていただいております。
うすき雛の由来
稲葉観通(第14代臼杵藩主)の時代【天保の改革】の頃、質素倹約のため町の者たちは「紙製のお雛様」しか許されていませんでした。
そんな時代にあっても、先人達は子どもの成長の無事を祈りながら、紙雛を飾ったことと思います。当時の作り方は残っていませんが、お雛様の原型である立ち雛を参考に、2006年にシンプルで気品のある臼杵らしいお雛様を再現いたしました。(うすき雛めぐり実行委員会のパンフレットより引用)
地福寺にお越しの際にはぜひご覧ください。
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