地福寺(気仙沼)

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2016年2月3日水曜日

「仏像再興」吉備文化財修復所代表 牧野隆夫


書籍「仏像再興」(著:吉備文化財修復所代表 牧野隆夫)をご紹介します。

書籍の中で、東日本大震災で被災した地福寺の本尊、地蔵菩薩坐像の修復の様子についても描かれています。
Amazon内容紹介から引用)
三十数年にわたり、無名の仏像修復を中心に手掛けてきた「仏像の町医者」こと、吉備文化財修復所代表・牧野隆夫氏による仏像修復の記録。

仏像といえば京都・奈良だろう。
有名寺院に祀られる国宝級の美仏のもとには、多くの人々が訪れる。
しかし、それら一握りの仏像の陰に、全国各地には無名の仏像が、およそ数百万体もいるという。それらの仏像たちは、長い時を経てそのほとんどが壊れかけ、国宝や重要文化財に適応される公的支援も差し伸べられず、ひそかに朽ち果てようとしている。

これらの仏像は、誰が、どのようにして守ってきたのか?

昔の人々は、仏像の修復を、「再興(=再び興す)」という言葉で表し、実践していた。
著者が出逢った仏像たちに残されたその痕跡は、学術資料としての「保存」を目的とした現代の「文化財修理」とは、まったく別の考えに立脚したものであった。

「人はここまで壊れたものを、なぜ直そうとするのだろうか」――。

日本人にとっての仏像とは、いったい何であったのか?
「美仏」をめぐるだけでは決して見えてこない、「日本の仏像」の本質を知る一冊。
仏像愛好家、日本文化をもっと知りたいすべての人に。

第一章 再興の再考 秘仏の移動から始まった修復ドラマ ――普門坊馬頭観音菩薩立像修理
第二章 修復家への道 ――国清寺釈迦如来坐像修理
第三章 東北へ――地域に根ざす仏像修理 ――向居薬師堂仁王像、薬師如来坐像修理
第四章 住職が求めた「もっと違う修理」 ――皎圓寺全仏像の修理
第五章 足場の上で考えたこと ――浅草寺仁王像修理
第六章 再び、再興の再考 ――願成寺光背化仏復元
第七章 仏像調査から見えること 神仏分離
第八章 美術館の仏像たち ――桑原薬師堂の仏像群修復
第九章 仁王像の帰還 ――修禅寺仁王像
第十章 悲しき再修理 ――地福寺地蔵菩薩坐像

牧野隆夫(まきの・たかお)
1950年、岡山県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科保存修復技術彫刻専攻修了後、伊豆半島の仏像修復などを経て「吉備文化財修復所」設立。各地の仏像調査とともに、これまで約300体の仏像修復を手がける。東北芸術工科大学教授退任後、同大学卒業生とともに山形県に(有)東北古典彫刻修復研究所を設立、同研究所代表を務める。文化財保存修復学会会員、山形県文化財保護委員、東京学芸大学等非常勤講師。

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