平成28年は臨済禅師1150年遠諱(おんき)、平成29年は日本臨済宗中興の祖である白隠禅師の250年遠諱を迎えます。その白隠禅師の墨跡書画を東日本大震災被災地で紹介し、被災者の方々の安寧と、復興に携わる方々の活力に繋がることを念願し企画するものです。
江戸中期の禅僧である白隠慧鶴(はくいんえかく)は東海道原宿松蔭寺の住職で、公案(禅問答)を体系化し、多くの弟子を育成したことによって、臨済宗中興の祖と称えられ「五百年間出」と呼ばれています。また、禅師は弟子の指導や信者の教化のために数万点ともいわれる墨蹟書画を遺しています。これまで、白隠墨跡の評価は高く、海外にもその名が知られていましたが、近年は花園大学元教授 芳澤勝弘先生の研究により、長年不明だった絵解きがなされるとともに、新出の白隠墨跡が発見されることが多くなりました。
今回の展示は芳澤先生監修のもと、白隠禅師が活躍された沼津にて長年に亘り禅師の墨跡を蒐集されてきた個人のコレクションを中心に、新出資料や地元宮城で秘蔵されてきたものを併せて白隠禅師の墨蹟書画200点余を、かつてないスケールで紹介するものです。
大白隠展 -現代によみがえれ、下化衆生の精神-
- 4月16日〜6月26日
- 東北歴史博物館・瑞巌寺宝物館(2会場同時開催)
地福寺にチラシがございますので、来山時に気軽に問合せください。
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