「自転車で見た三陸大津波 防潮堤をたどる旅」武内孝夫 著が発売されました。
自転車目線だから見えてくる世界がある。「被災地のありのままの姿をつぶさに見てほしい」の言葉に後押しされ、八戸から仙台までの海岸線400kmを走破して見えてきたものとは〜
本文中には片山住職も出てきますが、「森の防潮堤」という考え方について説明をさせていただいております。ぜひお手にとってご覧頂ければと思います。
自転車目線だから見えてくる世界がある。「被災地のありのままの姿をつぶさに見てほしい」の言葉に後押しされ、八戸から仙台までの海岸線400kmを走破して見えてきたものとは〜
(Amazon内容紹介から引用)
三十数年にわたり、無名の仏像修復を中心に手掛けてきた「仏像の町医者」こと、吉備文化財修復所代表・牧野隆夫氏による仏像修復の記録。
仏像といえば京都・奈良だろう。
有名寺院に祀られる国宝級の美仏のもとには、多くの人々が訪れる。
しかし、それら一握りの仏像の陰に、全国各地には無名の仏像が、およそ数百万体もいるという。それらの仏像たちは、長い時を経てそのほとんどが壊れかけ、国宝や重要文化財に適応される公的支援も差し伸べられず、ひそかに朽ち果てようとしている。
これらの仏像は、誰が、どのようにして守ってきたのか?
昔の人々は、仏像の修復を、「再興(=再び興す)」という言葉で表し、実践していた。
著者が出逢った仏像たちに残されたその痕跡は、学術資料としての「保存」を目的とした現代の「文化財修理」とは、まったく別の考えに立脚したものであった。
「人はここまで壊れたものを、なぜ直そうとするのだろうか」――。
日本人にとっての仏像とは、いったい何であったのか?
「美仏」をめぐるだけでは決して見えてこない、「日本の仏像」の本質を知る一冊。
仏像愛好家、日本文化をもっと知りたいすべての人に。
第一章 再興の再考 秘仏の移動から始まった修復ドラマ ――普門坊馬頭観音菩薩立像修理
第二章 修復家への道 ――国清寺釈迦如来坐像修理
第三章 東北へ――地域に根ざす仏像修理 ――向居薬師堂仁王像、薬師如来坐像修理
第四章 住職が求めた「もっと違う修理」 ――皎圓寺全仏像の修理
第五章 足場の上で考えたこと ――浅草寺仁王像修理
第六章 再び、再興の再考 ――願成寺光背化仏復元
第七章 仏像調査から見えること 神仏分離
第八章 美術館の仏像たち ――桑原薬師堂の仏像群修復
第九章 仁王像の帰還 ――修禅寺仁王像
第十章 悲しき再修理 ――地福寺地蔵菩薩坐像
牧野隆夫(まきの・たかお)
1950年、岡山県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科保存修復技術彫刻専攻修了後、伊豆半島の仏像修復などを経て「吉備文化財修復所」設立。各地の仏像調査とともに、これまで約300体の仏像修復を手がける。東北芸術工科大学教授退任後、同大学卒業生とともに山形県に(有)東北古典彫刻修復研究所を設立、同研究所代表を務める。文化財保存修復学会会員、山形県文化財保護委員、東京学芸大学等非常勤講師。
(松浦様のお手紙から抜粋)
昨年より暖冬と思っておりましたのに、今年に入ってからは厳しい寒さとなり体がついていかないですね。
皆様お変わりなくおすごしですか。
本日、きんちゃく袋を送ります。
お忙しいことと思いますが、今年もどうぞよろしくお願いします。
(略)
ではまた来月・・・
寒さますます厳しくなるでしょうから、皆様、お体を大事になさってどうぞお元気でお過ごしくださいね。
頂戴したお手紙より抜粋してご紹介いたします。
今年も雛祭りの季節がまいりました。2月5日から3月22日まで私達がつくったお雛様が臼杵市内の各地に飾られます。
(略)
皆様方の現状は想像以上に厳しいような気がします。
台風が来れば、雪が降れば、大丈夫かしら?・・・テレビで気仙沼という声が聞こえると見入ってしまいます。
私たちは「これ」ということは何も出来ませんが雛を通して皆様と心を通い合わせることができれば嬉しいです。
今年も私達の思いを雛に託して、少しですが送らせていただきます。