地福寺(気仙沼)

地福寺(気仙沼)
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2016年1月19日火曜日

本日の地福寺(2016年1月19日、曇り)


昨日の大雪の予報も午後から雨となり、雪は夜のうちにすっかり消えてしまいました。都市部などの方々は大変な思いをされたのではと思います。


写真は地福寺本堂落成式の頃に撮影したものです。震災前は、このようになっていました。周囲の建物もたくさんあったのですが、今ではすっかり何も無くなって、太平洋が見渡せるような状況となっています。


この活け花は池坊師範の鈴木優月さん(地福寺花園会女性部れんげの会の庶務をつとめられています)が定期的に活けてくださっているものです。


今日はたいへん波が高く、地福寺からでも直接白波が見えます。

寒い日が続きます。皆様体調を崩されませんようお過ごしください。

2016年1月16日土曜日

平成28年 正月参り・トリックマスターソラさんのマジックショー



1月16日、地福寺では正月参りをおこないました。沢山の方々においでいただき、ありがとうございます。


地福寺の花園会館ではトリックマスターソラさんによるマジックショーが行われました。


来場者参加型のマジックでみなニコニコ、次々と繰り出されるマジックに、皆魅了されました。


地福寺の本堂では吊るし雛飾りが行われました。
下の写真のような豪華絢爛の吊るし雛や、


野菜や魚介類などを再現した吊るし雛も多くありました。







2016年1月7日木曜日

1月15日16日 正月参り


1月15日、16日は正月参りが行われます。

また、地福寺の本堂では女性部によるつるし雛の展示が行われます。


その他、トリックマスターソラさんによるマジックショー(16日10時〜)など、お楽しみの催しを企画しておりますので、みなさんでお越しください。

本日の地福寺(2016年1月7日、晴れ)


本日午前中は気仙沼市内では雪が舞いました。少し積もるか、とも思われたのですが、一転して天気は回復し、午後には晴れ渡っています。


ご覧のように明るい日光がふりそそぎ、写真では暖かそうに見えますが、実際には冷たく乾いた風が強く吹き、冬らしい天気です。

しかし、このように晴れた日には綺麗な星空が見えるので、寒い夜が楽しみでもあります。


この活け花は池坊師範の鈴木優月さん(地福寺花園会女性部れんげの会の庶務をつとめられています)が定期的に活けてくださっているものです。


地福寺の玄関では干支の申(さる)がお出迎えしています。本年も地福寺をどうぞよろしくお願いいたします。

「こころ新たに」


新年早々からと言われそうですが、お釈迦さまは「この世は無常である。」すべては移り行き、時は流れ、世は移り変わると説かれました。

仏教の根本思想「諸行無常」の教えであります。

無常と聞くと仏教は暗いな、と言われかもしれませんが、いやいや諸行は無常なるが故に年が改まり、気持ちも新たに新年を迎えられるのであります。
大震災の恐怖も、様々に思い悩んだあの時も、無常の波がやんわりと彼方に押し流してくれているのです。無常である故に前進があり、変化があり、進歩があるのです。とは言え、東日本大震災も五年目を迎え、世情は夙に風化が著しく、復興は道半ばでやるべきことは山積しております。

そうした中に「いつまでも震災ではないだろう。」とか「俺たちの時代にはあと来ないだろう。」とかいう声も聞こえます。

こうした当事者の「こころの風化」は悲しく情けなく思います。

無常の嵐に呑み込まれて逝った人たちを目の当たりにした者にとって、五年はつい昨日なのです。無念の思いで去った人たちは私たちに「頼むぞ」と声なき声で語りかけているのです。今を生き行く私たちはその声に耳を傾け、どう生きるべきか、何を成すべきかを五年目を迎える新年に心新たに問わなければ、ならないと思うのであります。

海鳴りが今朝も聞こえる
胸の奥の砂浜に 波がきらめく
何気なく過ごす月日に幸せ感じて
ともに今生きてることの時を噛みしめる
幾万年も照らし続ける陽がまた昇る
彼方の空で見つめ続ける命に向けて
生き行くものよ顔を上げろ
今日が始まる立ち上がれ