地福寺(気仙沼)

地福寺(気仙沼)
「めげない にげない くじけない」地福寺のサイトへようこそ

2017年1月25日水曜日

3月11日 東日本大震災物故者七回忌 総供養 あさ10時〜


3月11日 午前10時より、地福寺の本堂にて東日本大震災物故者七回忌 総供養をとり行います。※現在定まっている予定は以下のとおりです。
  • 09:30 受付
  • 10:00 東日本大震災物故者七回忌 総供養
  • 11:00 塔婆奉納、追悼演奏
  • 12:00 遺族解散
詳細については改めてご案内させていただきますので、日程と開始時刻をご確認ください。

本日の地福寺(2017年1月25日、晴れ)


本日の地福寺周辺は晴れ、風は強くないですがとても気温が低い一日になりました。よく晴れているので、夜はきっと放射冷却でキンと冷え込むことでしょう。暖かくして過ごしたいものです。


今日は夕方の撮影ということもあり、夕日を撮影してみました。寺務所にはご覧のように強い西日が差し込んで来、金色に光る芒や遠くの山の輪郭がとても美しいです。


太平洋に目を遣ると、今日はそれほど白波が立っていないように見えます。ときおり船が行き来して、のどかな雰囲気すら漂っています。

2017年1月20日金曜日

3月11日 東日本大震災物故者七回忌 総供養


3月11日 午前10時より、地福寺の本堂にて東日本大震災物故者七回忌 総供養をとり行います。※現在定まっている予定は以下のとおりです

  • 9:30 受付
  • 10:00 東日本大震災物故者七回忌 総供養
  • 11:00 塔婆奉納、追悼演奏
  • 12:00 遺族解散

詳細については改めてご案内させていただきますので、日程と開始時刻をご確認ください。

1月15日16日 吊るし雛展示を開催いたしました


地福寺では、16日の正月参りにあわせ、1月15日、16日とつるし雛展示会を開催いたしました。たくさんのお客様にご来場をいただき、ありがとうございました。


※上の記事は1月15日の読売新聞宮城版です。この他にも多数、新聞へのご掲載やテレビニュースでの放映をしていただきました。

また、当日はたくさんの報道の方にも足をお運びいただき、華やかな本堂のようすをご覧になった方も多かったのではと思います。


本日の地福寺(2017年1月20日、くもり)


本日の地福寺周辺はくもり、灰色の雲がのしかかっています。気温はあまり低くなく(+6℃くらい)、寒さは緩んでいますがこのあと雪の予報です。暖かくして過ごしたいものです。


太平洋に目を遣ると、きょうはそれほど大きな白波が立っているようには見えませんでした。天気が悪くなる前に、なんとか作業を進めてしまいたいのでしょうか、作業車が黙々と仕事をしています。


この活け花は池坊師範の鈴木優月さん(地福寺花園会女性部れんげの会の庶務をつとめられています)が定期的に活けてくださっているものです。(関連記事:「地福寺の玄関には季節ごとに綺麗な花が活けてあります

2017年1月11日水曜日

本日は東日本大震災の月命日です



生きるってさ

作詞・作曲/ 片山 詠

生きるってさ
楽じゃないんだ つらいんだ
思い通りにゃならないし 
打ちのめされて悔しくて
でもね そんな時だよ 
頑張ろうと 手を差し伸べてくれる人
情けある人いるんだよ
だからさ めげない にげない くじけない
ほら 見てごらん 
野の花が けなげに 負けずに 咲いている

生きるってさ
大変なのさ 苦しいよ
やることなすこと皆だめで
落ち込んじゃって悲しくて 
胸のつぶれる時もある
でもね そんな時だよ 
頑張ろうと 肩を叩いてくれる人
勇気もらえる人がいる
だからさ めげない にげない くじけない
ほら 見てごらん
お日様が いつも俺達 照らしてる

東日本大震災物故者七回忌 総供養

三月十一日午前十時より 地福寺本堂にて

2017年1月10日火曜日

1月15日16日 「吊るしびな」開催について


たくさんの年賀状を地福寺にお寄せ下さり、本当に有難うございます。

地福寺では1月15日〜16日の2日間にわたり「吊るしびな」の展示会を開催いたします。

これは地福寺の震災前からの正月行事で、平成24年は東日本大震災により休まざるをえませんでしたが、その1年後、有志の作品でなんとか再開し、まだ痛々しくあちこちに瓦礫が散らばっていた被災3年目には、こんな時だからこそみんなの目を楽しませよう、心を和ませようと、地福寺女性部れんげの会会員の三浦悦子さん、三浦幸子さんが折を見てはつくった作品を中心に数百点が展示されました。

そして女性部の会員が、訪れた方々の「お・も・て・な・し」にあたり、お正月詣りに訪れる檀家さんや来客の皆さんの目を楽しませ、心をなごませておる行事です。

何よりも心待ちにしているのは、会場となる地福寺の本堂奥にある慰霊の間の、波路上地区の物言わぬ被災物故者161名の方々です。

東日本大震災から6年、私たちは「鎮魂なくして復興なし」をモットーに平成29年の幕をあけ、一足早い春をお届けいたしたく存じます。

本日の地福寺(2017年1月10日、強風)


本日の地福寺周辺は快晴なれども強風、朝から吹き荒れています。写真では風の強さは伝わりませんが、お寺の塀が風で鳴いています。


カラッと晴れて、とてもいい天気ですが、乾燥には気をつけたいものです。また放射冷却により夕方以降はかなりの冷え込みが想像できます。体調管理にも注意したいものですね。


海に目をやると、工事現場の旗が強くたなびいているのが見え、雲の流れがいつもより早いように思われました。強力な低気圧が近づいているとか。


海上には大きな白波が立っていて、土嚢を積んだ仮の防波堤に激しい波しぶきが見えます。復興のため、この寒い中外で働いているたくさんの方がいらっしゃると思うと、背筋が伸びる思いです。

2017年1月6日金曜日

本日の地福寺(2017年1月6日、快晴)


本日の地福寺周辺は快晴、雲ひとつなくすっきりと晴れ渡っています。午前中の太陽はとても力強い気がいたします。石庭も陰影がくっきりついて、キリッとした雰囲気です。


風はそれほど強くなく、海上は穏やか、今日なら太平洋上のハワイや遠くサンフランシスコまで見えるような気がします。みなさん、元気にしていらっしゃいますか。


先日のお伝えしました、今年の干支の酉ですが、無事に申からバトンタッチを受けて地福寺の玄関を守ってくれています。下駄箱に靴を入れたら、少し目線を上にしてみてくださいね。


この活け花は池坊師範の鈴木優月さん(地福寺花園会女性部れんげの会の庶務をつとめられています)が定期的に活けてくださっているものです。季節折々、色々な工夫がされております。ホームページ担当のスタッフはこれを楽しみに通っておるそうです。


昨年末、編集会議を度々ひらいて完成した、地福寺 花園会だよりの年始号です。地福寺にお越しの際には、ぜひ手にとってご覧ください。

三月十一日には東日本大震災物故者七回忌 総供養がございます。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。


年末年始のようす

年末年始の地福寺のようすをお伝えいたします。


平成28年の大晦日の夜、おまいりいただいた皆さんと除夜の鐘を打ち始めました。


御存知の通り、地福寺の周辺にはまだほとんど建物は建っていませんので、お寺の周りには灯りがなく、真っ暗な中での除夜の鐘となりました。

平成23年3月11日の東日本大震災から6回目の、真っ暗な中での除夜の鐘となりましたが、たくさんのかたにおまいりいただき、世界中のみなさんに心を寄せてくださっているおかげで、少しずつですが希望の灯がその勢いを強めているような気がいたします。


除夜の鐘を撞き、新たな年を迎えると、みなさんと地福寺本堂に移り、新年の修正会をとりおこないました。


福だるまのくじ引きで、大きなだるまが当たった福男、そして福女の方です。おまいりいただいた皆さんにも、福がありますように。


気づけば元旦の午前8時。明るいなと思って外を見ると、初日がすっかり昇っていました。陽はまたのぼる、ですね。今年はすっきり晴れわたり、青空の中での初日の出となりました。近くの岩井崎からは、太平洋に昇る朝日が見られたのではと思います。素晴らしい写真を撮影された方も多いのではないでしょうか。


境内では元旦から蕾を開いて綺麗な花を見せてくれました。良い一年となりますように。

平成29年1月 地福寺(気仙沼市) - 地福寺



地福寺〜境内の様子〜海を眺める〜いのりの広場〜お地蔵さん〜玄関の干支飾り〜花園会館の年始飾り〜本堂の様子

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2017年1月1日日曜日

「和気春風に似たり」本年もよろしくお願い申し上げます


「和」の心こそ


一人の優しい気持ちというのは、周りの人まで和ませてくれる。それはまるで春に吹く心地よい風のようなものだ。春の風は冬を耐えた木々に暖かさを伝え、木々はその温かさによって様々な花を咲かせる、という意味です。

さて、日本大震災も七年目に入りますが、寒かった、ひもじかった避難所の生活で思い出すのはみんな優しく、周りの人を気遣い、和やかな思いが満ち満ちていたということです。

昨年二月、私はボランテイア団体の要請でサンフランシスコに講演に行き、社会福祉施設や学校などで津波の体験や復興の状況などを話してきたのですが、小学校三年生の子供から受けた質問が忘れられません。それは日本の人たちは避難所で支援を受けた時誰も争うことはなかったと聞いているがそれは本当ですか?。」と聞かれたのです。

皆さん知っての通り、そんなことはどこにもありませんでした。ですから、「それは本当ですよ、周りに迷惑になるようなことは誰もしませんでしたよ。」と答えて私は、私たちが当たり前にしている行動は私たちが長い歴史の中できづき上げ、脈々と受け継いできた日本人としての精神だったのだ、公共心として根付いている和の心なのだ、と気づかされたのです。

サンフランシスコに住む日系の方々は祖国のその心を誇りにし、今も支援の思いを寄せてくれて居るのです。

今日こうした心が希薄になり、自己本位な事件が世を騒がせて居ります。新しく迎えるこの一年、「和」の心こそが社会に幸せをもたらし、豊かさと楽しみを生むということを改めて心したいものであります。

住職 片山秀光