地福寺(気仙沼)

地福寺(気仙沼)
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2021年12月25日土曜日

年末年始のご案内

 


日頃より当山の活動にご理解いただきましてありがとうございます。

令和3年の年末から令和4年の年始にかけてのご案内をさせていただきます。

◆ 除夜の鐘

(十二月三十一日 午後十一時三十分から)

本年一年の悪しきことは鐘の音と共に払い落とし、新しき年の幸いを願って「除夜の鐘」を撞きましょう。ご参拝の方に記念品を用意しております。


◆ お寺まいり

(一月十六日 終日)

女性部有志製作のつるし雛作品を十五日、十六日の二日間展示いたします。


新型コロナウイルスの感染状況により、行事を急遽中止する場合もございますので、ご理解くださいますようお願い申し上げます。


臨済宗 妙心寺派
愛宕山 地福寺

2021年3月11日木曜日

東日本大震災物故者命日法要を厳修いたしました

 
2011年3月11日、午前10時より、地福寺本堂にて東日本大震災物故者命日法要を厳修いたしました。

あっという間の10年、法要のあとの花園会館では、閑栖住職を囲んで、震災当時のこと、本当に大勢のみなさんのご協力のもと、瓦礫をひとつひとつ取り除いていったこと、山門を運んでいただいたときのこと、納骨堂を建立したときのこと、、、など話は尽きませんでした。

まもなく、あの大震災から10年の月日が経過します。
手を合わせましょう。

2021年3月10日水曜日

3月11日、東日本大震災から10年が経とうとしています

2011年3月11日に発生した東日本大震災から、明日で10年が経とうとしています。

地福寺では明朝、3月11日10時より、本堂にて法要を行います。
片山閑栖コメント 
東日本大震災から、10年が経ちました。 
お寺の近くの色々な、物理的な道路や防潮堤などの復興工事は、ほぼ出来上がったと言っていいのでしょうが、ただ、心の、精神的な復興というのは、皆それぞれでございまして、おひとりおひとりの想いの中にございます。 
大震災は、はっきり申しまして「あのとき」がまだ胸の中にそのままありますし、昨日のことのようでもあります。 
大震災の折には、日本中、世界中のかたとご縁をいただきました。
みなさまが寄せてくださる想いを、本当に深く心に受け止めてまいりました。 
本当に、ありがとうございました。 
たくさんのみなさんから応援をいただいたことを、本当に心深く、今も受け止めております。 
世界的に今も広がっている新型コロナウイルスの問題で、我が寺も活動を中止しております。 
これが落ち着きましたならばまた、みなさまとお会いできたなら、と思っております。 
本当にみなさま、どうぞこれからもご支援をよろしくお願いしたいと思います。本当に、ありがとうございました。

2021年1月1日金曜日

謹賀新年

謹賀新年

地福寺 住職 片山貴道

地福寺檀信徒の皆様には、新年をお迎えになられて謹んでお慶び申し上げます。昨年は先住、秀光和尚より法を受け継ぎ、住職を拝命しました。また、新型コロナウイルス蔓延の為、社会全体が何もできない事態となってしまいました。お寺の行事も中止を余儀なくされ、皆様には多大なる御迷惑をお掛けし深くお詫び申し上げます。

今もまだコロナ禍であり、戸惑いながら生活していることと思います。禅語に「看脚下(かんきゃっか)」という言葉があります。ある禅僧が三人の弟子を連れて行燈を持ち、暗い夜道を歩いていると、一陣の風が吹いてきて、その灯が吹き消されて真っ暗になってしまいました。そこで三人の弟子たちに向かって質問しました。「暗い夜道を歩く時は明かりが必要だ。その明かりが今消えてしまった。さあお前たち、この暗闇の中どうするか」と。

ここでの暗闇とは、行先の見えない世の中をどう生きるかという問いです。詳細は省きますが、弟子の一人は「すべてがうまくいく」と楽観的な考えを答え、二人目の弟子は「すべてがうまくいかなくなる」と悲観的な考えを答えます。それに対し三人目の弟子は「足元をよく見て歩きます(看脚下)と答えたのです。それを禅僧は「その通り」と認めたのです。コロナ禍においても、先のことを想像して楽観的、悲観的に考えるのではなく、まずはまさに「足元を見る(今あるものをしっかりと捉える)」ということが大切なのです。

今年は丑年でございます。「丑」は「紐」(「ひも」「曲がる」「ねじる」の意味)で、芽が種子の中に生じているものの、出かかって表面に出てきていない状態を表しているといわれており、芽吹きを迎えようとする年であります。また、本年は東日本大震災から十年という節目を迎えます。毎年、追悼のイベントを企画して下さっております、福聚寺様が震災十年追悼として、様々計画をしていただいております。追悼行事が無事圓成するため、一日も早いコロナウイルスの収束を祈るとともに、皆様方のご多幸をお祈り申し上げます。